急性期病院である柳病院をはじめ、回復期リハビリテーション病院の八女リハビリ病院、病院と在宅の中間施設であるグリーンビュー希望ヶ丘や長峰の丘、在宅医療、介護分野で活躍する訪問リハビリテーションの5施設で地域に根付いたリハビリテーションを提供しています。
根拠の示された治療手技や訓練機器を導入し、患者様に還元できるよう日々取り組んでいます。
症例検討や実技研修、医療保険や介護保険制度に関する研修会など多種多様な内容の研修会を行っています。また、外部講師を招いての講習会などもあり、常に新しい知識・技術を取り入れています。
当院では脳卒中ガイドライン2015でグレードBと高く推奨されている促通反復療法(川平法)を取り入れた治療を行っています。促通反復療法とは麻痺した手や足を操作(促通治療)することで意図した運動(随意運動)を実現し反復することで、それに必要な大脳から脊髄までの神経回路を再建・強化することを目的とした治療法です。実際に川平教授から実技指導を受けたスタッフが定期的に実技指導を行い、全スタッフが一通りの実技が行える体制を取っています。
近年、患者様の高齢化が進むと共に、呼吸療法は、今や日常の重要な治療手段のひとつとして広く普及が望まれています。当院では理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の各職種において呼吸療法を習熟し、リスク管理を行う医療チームの構成要員を養成し、かつそのレベルの向上を図ることなどを目的として呼吸器チームを中心とした実技指導・患者様のフォローアップをおこなっています。
病院から退院することがゴールではなく、あくまでスタート。そのスタートをスムーズに切るにあたり、自宅環境を想定したリハビリテーションの提供や、適切な環境を整える必要があります。全部署が一定してのサービスが提供できるよう、マニュアルの作成や研修会の開催をしています。