八女リハビリ病院の病院長の 東次郎です。このたび平成29年4月1日、院長に就任いたしました。当院は平成3年より現在まで、この八女筑後地区の地域医療において、リハビリテーションに特化した病院として、その役割を果たしてきました。
「リハビリテーション(Rehabilitation)」という言葉は訓練だけを指す言葉ではありません。
Re(再び)+habilis(ラテン語の形容詞で『何かをする用意ができた』という意味)+ 〜tation(再び適した状態にする)が合わさってできており、身体や精神に障害を持った人に対し、失われた能力を向上させ、残された機能を最大限に引き出すことで、人間として充実した生活が送れるように援助しており、次のような意味があります。
「社会復帰させる」、「更生させる(≠「更正」)」、「名誉を回復させる」、「復権あるいは復職させる」など。
我々はこの理念をもって、地域にお住まいの様々な障害を持った患者様や高齢の方や虚弱(精神的、身体的、社会的も含む)な方に対して、住み慣れた環境に戻って、あるいは安全な過ごしやすい環境で健やかに生活できるように、患者様・ご家族様に寄り添う形で医師、セラピスト、看護師、介護士、薬剤師、技師、栄養士、社会福祉士、そして事務スタッフも一緒になってリハビリテーション医療を提供しています。
当院は八女筑後地区における日本リハビリテーション医学会認定の研究施設であります。今まで培ったリハビリテーション医療のノウハウを生かしながらも、八女筑後地区のトップランナーを目指すため、地域医療の充実や大学病院との連携による最先端のリハビリテーション医療の提供を目指していきます。これからもこの八女筑後地域とともに八女リハビリ病院は頑張っていきますので、よろしくお願い申し上げます。