臨床検査科 ご紹介
臨床検査とは、病気の早期発見・早期治療につながる重要な指標の1つです。
患者様から検体(血液・尿・便など)を採取し行う検体検査部門と
患者様の身体に直接触れて行う生理機能検査部門に分かれています。
当科は、ICT(院内感染対策チーム)やNST(栄養サポートチーム)に所属し、患者様の院内感染対策や栄養状態の管理の一端を担っています。
理念
私たちは、常に最新の医学検査を学び、迅速で精度の高い検査の提供、患者様の立場となってさまざまな配慮ができるよう努力します 。
検体検査部門
一般検査
尿検査
- 尿検査
腎・尿路系や肝臓の機能、尿中の細胞構成や細菌の有無を調べます。 - 便検査
冬期に流行するノロウイルス感染の有無を調べます。 - 遺伝子検査(SARSコロナウィルス核酸増幅)
新型コロナウイルス感染の有無を調べます。 - その他
インフルエンザテスト:インフルエンザウイルス感染の有無を調べます。
皮膚テスト:皮膚に真菌やダニのなかまが住みついていないか調べます。
血液ガス検査
動脈血を採取し、生体機能が維持できているか調べます。
生理機能検査部門
心電図検査
- 安静時心電図
手首・足首・胸に電極を装着し、心臓からの電気信号を記録します。
不整脈の有無や高血圧による負担が心臓にかかっていないか調ベます。
また、心筋梗塞・狭心症などの心臓疾患の診断にも役立つ検査です。 - 24時間心電図(ホルター心電図)
胸部に電極を装着し、小型の機械を持ち歩き、24時間心電図を記録します。その際患者様に、検査中の行動や症状の有無を簡単に記録していただきます。これにより日常の心臓の動きを知ることができます。 - 運動負荷心電図(マスター2段階検査)
一定時間、階段の昇り降りをしていただき、運動前後での心電図の比較を行います。
ホルター心電図
心電図検査
超音波検査
超音波検査
人間の耳には聞こえない超音波を利用し、臓器に異常がないか調べます。レントゲンとは異なり、被爆が無く、痛みもない患者様の負担の少ない検査です。
当院では、心臓・腹部・頚部・下肢などを検査することができます。
肺機能検査
肺機能検査
肺活量などを測定し、呼吸器疾患の有無やその重症度、治療効果の判定を行います。