臨床検査とは
臨床検査とは、病気の早期発見・早期治療につながる重要な指標の1つです。
患者様から検体(血液・尿・便など)を採取して行う検体検査部門と、患者様の身体に直接触れて行う生理機能検査部門に分かれています。
当院では、これらの検査に4名の臨床検査技師が従事しています。うち1名が超音波検査士(消化器・泌尿器)です。その他、院内感染対策や栄養状態管理の一端も担っています。
理念
私たちは、常に最新の医学検査を学び、迅速で精度の高い検査の提供、患者様の立場となってさまざまな配慮ができるよう努力します。
検体検査部門
生化学検査では全身の健康状態(肝機能・腎機能・栄養状態など)、血液検査では貧血や炎症の程度、その他、HbA1c、血液凝固機能、血液ガス、輸血など、患者様から採取した血液を検体として検査します。
また、特定の薬剤を使用中の患者様に対して、薬物の血中濃度が治療域を越えていないかどうかを見る薬物検査などもあります。その他に、尿検査、便や鼻腔内の粘液を検体としノロウイルス検査やインフルエンザウイルス検査なども行っています。
生理機能検査部門
患者様の身体に直接触れて検査します。この検査は、ほとんど痛みがないのが特徴です。
心電図検査、超音波検査(心・腹・頸・乳腺など)、肺機能検査、動脈の硬さを調べるABI検査、骨密度検査などがあります。